子供の脱ぎっぱなし対策

子供の服や靴下、靴の脱ぎっぱなし

子供は、外から帰ってくると、靴は脱ぎっぱなしで、脱いだ靴はバラバラ。さらに、靴下も窮屈だからと、すぐに脱ぎたがるものです。また、服も、そこら辺に脱ぎっぱなしで、乱雑な状態・・・。

・・・というのは、多くのお母さんの抱える悩みです。大人の場合は、きちんと靴を揃えなければなんとなく気持ちが悪いですし、履くときにかえってメンドウだから、自然と靴を揃えたりします。また、大人の場合は、靴や服を乱雑に脱ぎ散らかしていると、散らかっていて、なんとなく居心地の悪いため、こまめに片付けたりするものです。

一方、子供は、そのような不快な気分がそもそもなく、脱ぎっぱなしでもなんとも思いません。きちんと揃えたり、きちんと洗濯カゴに服や靴下を入れたりすることの必要性も、感じていないのでしょう。

しかし、だからといって、子供なら無造作に脱ぎっぱなしで脱ぎ散らかしてもいい、というわけではありません。親としても、なるべく早く、脱ぎっぱなしにしない習慣を身に着けてもらいたいでしょう。

確かに、1歳や2歳の子供なら確かに難しいですが、3歳~3歳半以上になってくると、靴を揃えたり、服や靴下を洗濯カゴに入れるくらいなら、本来は、自分からできるはずです。なぜなら、子供をよくよく観察していると、3歳くらいになれば、きちんと、言うことを聞いてくれることもあるものです。例えば、牛乳を飲み終わったコップをきちんと持ってきてくれたり、歯ブラシを使い終わったら返しに来てくれたり、といったように、何かしら、習慣づいて、できることがあります。

しかし、子供にして欲しいことがでてないため叱っても、結局、靴や服や靴下をきちんと片付けるのはそのときだけです。そして、また数時間後には、言われたことなどすっかり忘れて、同じようにほったらかしで乱雑にしてしまいます。

でも、実は、言い方を変えるだけで、子供の脱ぎっぱなしが少なくなる対策があります。

子供の脱ぎっぱなし対策

子供の、服や靴下、靴の脱ぎっぱなしを少なくする裏ワザの対策は、叱らずにほめることです。具体的には、次のように行います。

  • 脱ぎっぱなしのとき:しからない
  • きちんとできていたとき:ほめる

しかも、ほめるときも、軽く言う程度でよく、「花子ちゃん、えらいね。きちんと靴をそろえたね」「前は服を散らかしてのに、今日はきちんと洗濯カゴに入れれたね」と言うくらいの対策でOKです。

またポイントは、きちんとできた後にほめることです。靴を揃えている途中にほめてはいけませんし、靴下を洗濯カゴに入れようとしているときにほめてはいけません。きちんと、習慣づけたい行動を、子供が自分でし終わった後に、ほめてあげてください。そのためには、子供が脱ぎっぱなしにせず、きちんと片付けたときを見逃さないように注意しておかなければいけませんし、できたときは、必ず、褒めてあげましょう。

脱ぎっぱなしのときに叱らないのは、少し忍耐力もいりますが、叱っているだけだと、3年経っても定着しないこともあります。しかし、逆に、できたときだけほめてあげると、早ければ次のときからでも、自分で脱ぎっぱなしにせずに、整理できるようになります。

また、例えば、他の家や保育園では、きちんと靴をそろえることができていたときに、「さっき、きちんと靴を脱いであがってたね。お母さん、うれしかったよ」とほめてあげると、外に行ったときは、きちんと靴をそろえられる確率が、グンと上がります。

大人でも子供でも、ほめられるとうれしいですし、ほめられた行動は、意識的に、もう一度する傾向があります。「罰の原理」は確かに一時的な即効性はあるかもしれませんが、行動を定着させるのには向いていません。習慣づけたいときは、ほめて動かすようにしましょう。その方が、子供の精神衛生にとってもいいはずです。

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